ザ・グレンリベット12年、15年、18年

グレンリベット12年

ザ・グレンリベット12年、15年、18年 王道中の王道をレビューしたいと思います。

12年、15年、18年はボトルでは抱えずにサンプルで試した銘柄になります。

グレンリベット蒸留所はスコットランドでもウイスキーの分類で一番多いスペイサイドに属します。グレンリベットは「THE」が冠につきますが理由がありますね、グレンリベットは昔から人気がとてもあった為様々な蒸留所がグレンリベットの名前を使っていました。

ボトラーズでたまに「〇〇〇(他の蒸留所の名前)-グレンリベット」とあるのはその名残ですね。ただ、そのままにしていたら粗悪品や、グレンリベット蒸留所の名に傷がつくため、長い長い裁判の後に商標を勝ち取り「THE」を付けることにより正真正銘グレンリベット蒸留所の製品であるとしたんですね。

グレンリベットガーディアンズ

グレンリベットにはファンクラブのようなシステムがあります。それがグレンリベットガーディアンプログラムです。グレンリベットのホームページからいくつかの問題が出るのでそれに合格し(やり直し可能)氏名等の情報を入力して完了となります。


会員になると、ガーディアン向けのイベント情報やニューリリースもDMが来るようになります。また、ホームテイスティング会を開いて写真を送ったり、グレンリベットの銘柄のテイスティングコメントをメールするとポイントが付いてポイントに応じてグッズが貰える仕組みになっています。

私が会員になったのは数年前でしたがその時は特製名刺とグレンリベット12年/15年/18年のオフィシャルサンプル(50mm)がテイスティングキットとしてプレゼントされました。2023年の現在はテイスティングキットは無くなったようです。

因みに、私はただの飲み手なのでガーディアンズで十分だったのですが、バーテンダーの方向けにアンバサダーというのがあるようです。グレンリベットを普及する専門の認定といったところなのでしょうか。私は酒販でも飲食店でもないので詳細は解りません。ただ、受かると名刺と会員バッチが貰えるようです。バッチがカッコいいのでちょっといいなぁと思ったものです。

ザ・グレンリベットテイスティングキット

ザ・グレンリベット12年

ザ・グレンリベット12年 40°
THE GLENLIVET 12-year-old 40%
香り:B
味 :B
入手:S
総合:B

まずは12年から行ってみましょう。香りはさわやかにリンゴやシトラスのような少し酸味のある感じです。意外とエステリー感が無くすっきりした飲み口です。熟成期間が一番若いせいか、色味も透明に近い感じですね。ほとんど余韻が残らずスッと消えるのでよく、ウイスキー初心者の入門に出てくるのが分かりました。飲みやすいです。私個人の好みとしては少々癖が欲しいので物足りなさがありました。

トゥワイスアップにすると、若干の甘味が感じられるのですがムギムギしいのではなくやはり、リンゴのフルーツ感がでてきます。リンゴ飴のようなニュアンスというのがしっくりくるのではないでしょうか。

ザ・グレンリベット15年

ザ・グレンリベット15年 40°
THE GLENLIVET 15-year-old 40%
香り:B
味 :A
入手:B
総合:B

15年を続けていきます。12年に比べしっかりと濃さが出てきてさわやかさより円やかになります。少し樽の熟成が出てるのか、ナッツ系の甘味と渋みを感じるようになりますね。やはり、エステリー感が少なく香味が濃くなったといっても何か物足りない、そんな印象が残ります。

トゥワイスアップだと、香りのナッツが広がり、渋みが弱まります。意外と、バランスが良く私は15年が一番美味しいのではと思っています。

ザ・グレンリベット18年

ザ・グレンリベット18年 40°
THE GLENLIVET 18-year-old 40%
香り:A
味 :B
入手:A(意外と15年より見かけます)
総合:B

最後は18年です。流石の熟成感でいいですね。意外と12年、15年よりアタックがあり飲みごたえを感じました。グレンリベットは年数が上がるほどシェリー樽の比率が上がるようで18年はナッツの奥に仄かにチョコ?カカオ?の甘さが香味共に出ています。

トゥワイスアップでチョコレート感が全開にいきますね。又、トゥワイスアップで薄まったことで原酒本来のムギムギしさが出て、甘味&香ばしさがあり元々の素晴らしさが良く分かりました。

総評

全体的に私の好みと少々外れていた感想でしたが、グレンリベットというと「レモンハート」で有名な水割りを試してみたかったのですがまたの機会に楽しみとしておきます。やはり、その銘柄の美味しい飲み方は見つけておきたいですものね。

テイスティングキットということで今回はストレート/トゥワイスアップでのチャレンジでした。

因みに、今回、12年だけ少し残ってしまい、そのことを忘れて半年置いてしまったら気が抜けたのか、これがヒネというものなのか、紙それもコピー用紙を齧っているような味になって居ても立っても居られずごめんなさいしました。やはり、ウイスキーとはいえ少量になったら早めに飲まないといけないですね。勉強になりました。

※以前、ストレートのみの評価と記載しておりましたがノートを見返していたらトゥワイスアップも行っていたので更新しました。

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