白州NV

白州NV

白州NV 43°
香り:B
味 :B
入手:A
総合:B

さあ、続けざまにコンビニ購入シリーズ、白州NVのレビューです。白州はサントリー白州蒸留所で作られる銘柄で山崎とは双璧を成す存在です。テレビのCMで森薫るウイスキーと歌っていたので覚えている方もいるのではないでしょうか。白州に使用されている仕込み水はサントリーの天然水と同じ産地ですので水割りやハイボール(炭酸水も同じですね)をする際は併せてみるのも面白いと思います。こちらのボトルも一時期姿を消してめっきり見なかったのですが、最近また、店頭に並ぶようになりましたね。

爽やかさが売り

注いでみると先ずは若さからのエステリー感があるのですが内陸系のピートの白い花のニュアンスと少し甘い香りが広がります。上手くピートを使い、森のイメージを作り出しているんですね。私はうまく拾えないのですが同時に広がる甘いニュアンスが合わさって新緑の爽やかな感じを作り出しています。12年のようにもっと熟成が進めばこなれて新緑ではなくもっと森の奥に進むのですがやはり若く、むしろコクや奥行より爽やかさに全振りしたボトルのようです。

飲んでみると、香りとは裏腹にドライな感じで甘さが少なく原酒そのものの辛口な飲み口です。酒質は山崎に近く、ミドルからライトなボディでさらっと軽い飲みごたえですが香りの爽やかな甘さのおかげでネガティブな感じはなく飲みやすいです。ストレートでは少々辛さグッとくるものの、割ってみるととてもいい感じになります。

白州はTVCMのイメージで爽やかさがありますね

ボディは軽い為、味はぼやけてしまうのですが、水割りなりハイボールにして多少割っても香りが良く伸びて爽やかさが爆発しています。山崎が食後にゆったりと飲むのに対し、白州は水割りにして食中酒としてグビグビいくのが正解かもしれませんね。私個人の好みとしては山崎よりも割った白州に軍配が挙がりましたね。


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