山崎リミテッド2015 43°
香り:B
味 :B
入手:C
総合:B
山崎リミテッドエディション2015のレビューです。まだ、ジャパニーズがそこまで高騰していないころに響17年と一緒に近所の酒屋でゲットした品ですね。毎年サントリーが出している山崎の父の日などの贈答用に出ていたやつで、2015年までは山崎12年よりちょこっとだけ特別感のある価格(当時で10000円前後)で買えました。
通常ラインナップとは違う方向性
グラスに注ぐとエステリー感は優しめで華やぐ香りが広がります。主に黄桃やアプリコットの黄色い果実が強く通常ラインナップのシェリー系のこってり感とははっきり違いが出ています。恐らく、一般贈答としてより飲みやすい方向へシフトした結果とは思います。ここは、サントリーのブレンダーの実力が感じられる凄いところです。
口に含んでみると甘さが広がりますが、エステリー感のピリッとした後にバーボン樽系のエステリーな柑橘感が追っかけてきます。とても、爽やかなのですが少々後味に酸っぱさが残るんですよね、これは、熟成時の乳酸発酵の残りなのですかね?
たまに、そうゆうボトルに出会うのですが蒸留して高度数なのに乳酸感が残るのって何だろうと思います。ストレートでは少々味が強く感じてしまうのですが、ロックにすると一転、物凄く飲みやすく気を付けないと何杯もグイグイいってしまう、そんな印象です。
因みにハイボールにもしてみましたが濃いめに入れても上手く伸びず、薄まりやすい感じです、炭酸に負けるのか何処か味気なくなってしまうので、ロック一択になってしまいますね。
各その年のものなら父の日の贈答用に最適ですね
このボトルも今ではネットでプレミア価格で取引されているので不思議なものです。中身と価格が釣り合っているのか、これからは見定めが必要になってきますね。
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