グレンアルバ 特級表記

グレンアルバ 特級表記

グレンアルバ 特級表記 43°
Glen Alva 43%
香り:B
味 :A
入手:C
総合:B

謎多きブレンデットスコッチウイスキー

新たな出会いを求め、お店巡りした際の一本。いつもの馴染みのお店ではなく少し足を延ばし、栃木と茨城の県境のお店を発見、入ってみると、ワインメインの所にぱっと見、引くくらいのボロボロのエチケットのボトルに目が行きました。

調べてみてもほとんど情報が無く有名ブロガー様がレビューを1つ挙げているくらいで背景も分からないぐらいでした。しかし、特級品はまだ、未所有の時期だったので気になり、価格も投げ売りなのか1本2000円だったのでゲットした1品ですね。

まあ、状態悪くても諦め付くラインです。そんなこんなで、我が家にタックスシール付きのボトルを迎えることが出来ました。シール付きですので1970年代流通ですね。生まれてない(苦笑

グレンアルバの時代の良さを感じた

グレンアルバ
テイスティング

このボトルの最大の良さと言っても過言ではないのがスクリューキャップであることです。コルクですこれだけ古い品ですと開ける前に折れる確率が高いですからね。

勿論、スクリューキャップにも金物の匂いが中身に移るというリスクもありますが。さて、現本文を書いている段階ではストレートでしか飲んでいないのですが、幸いヒネや金物の鉄臭さは有りませんでした。

早速、注いでみると黄色い花系の香が来ました。流石に気が弱っているのか鼻にツンっとくるような感じが無く、リラックスして緩く飲める感じですね。それでも、酒質が劣化してはおらず、飲んでちゃんとエステリー感は感じるので使われている原酒が良かったのだと思われますね。雰囲気はハイランド系の内陸ピートの感じです。元々はかなり華やかなニュアンスが出ていたんじゃないでしょうか。

味はとても素朴で麦麦しいです、クッキー?シリアル?コーンフレーク!口の中でザクザクのコーンフレークを頬張ったような甘さが広がります。全体的にべっとりと甘さが残り余韻に掛けてベッコウ飴のニュアンスが残ります。終始あま~いです。

ただ、甘さも嫌味が無く、きつくない為とても飲みやすくデザート感覚でスイスイいける印象です。食前酒としてとてもいいんじゃないでしょうか。

今回、古酒ということもあり状態が分からないので2本纏めての御迎えをしたのですが(まあ、この価格ならと踏ん切りついて)これだけボロボロのエチケットで喜々として「お宝だ~い!!」って飛びつくのはこの界隈だけでしょうね。

また、ボロボロな感じが雰囲気出てていいんですよね

普通に骨董品やリサイクル店でホビーマニアや他のジャンルのコレクターだったらゴミ扱いですよ・・・まあ、改めてウイスキーのオールドボトルって特殊なジャンルだと思いました。

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