スプリングバンク10年 46°
Spring Bank 10-year-old 46%
香り:B
味 :C
入手:C
総合:C
どーも、アイキです。サンタ業も一段落していよいよ年末へラストスパートですね。毎年、年末にちょっといいボトルを購入して年納めとしているのですが、まだ決めかねてますね。来年にむけてチャレンジなものにしようとは考えておりますのでその際はレビューします。
キャンベルタウンの代名詞
今回のボトルはキャンベルタウンの代名詞と言えるスプリングバンク。
「モルトの香水」の二つ名をもつ、その、スタンダート品スプリングバンク10年です。私の所有しているのは現行の1つ前のラベルですね。現行品も欲しいのですが価格が10年ものとしては見合ってないような金額までいってしまっているのでなかなか手がでません。
スプリングバンク蒸留所と言いますと拘りの製法で有名ですね。近年発芽作業が機械化されていく中、モルトスターの方々がショベルで散らしながら手作業で行う100%フロアモルティングで製造し、2.5蒸留を行います。2.5回ってなんやねん、ってなりますが要は2回蒸留と3回蒸留をバッティングするみたいです。まあ、その配合比率が企業秘密なんですかね。
キャンベルタウンというとその昔は多くの蒸留所が名を連ねていたようですが現在はスプリングバンク蒸留所と後数件位しかないようです。その中の一つヘーゼルバーン蒸留所は竹鶴政孝氏が修行を行った地としても有名ですね。
謎の潮の風味
早速レビューしていきますが、これがインパクト大です。注ぎたてから華やかに花の香、少し、果実感のあるツンとした奥行があります。
10年はシェリー樽をほとんど使っていないので香りにも甘さが少ないですね。口に含んでみるとこれが凄まじい、しょっぱいんです。スプリングバンクは謎の塩味があると聞いていましたが風味や鼻抜けでなく、はっきりとしょっぱいですよ。これ塩ふってない?
塩加減もさることながらなかなかの酒質で、46%と元々高めではあるのですが口の中でバチバチして塩がより一層スパイシーに感じられるんですよね。ちょっとストレートで飲むには味濃いめのウイスキーです。
トゥワイスアップ
トゥワイスアップはウイスキーと水を1:1で割った飲み方です。よく加水するとマスクが取れて香りを拾いやすくなるといいます。
私は加水してしまうと味がぼやける為、やってもロックや食中酒として、水割りやハイボールをしますが香りを拾いたいときはストレートで注いで少し待ちますかね。
さて、このスプリングバンク10年はストレートでがきつすぎた為、やむなくトゥワイスアップにしましたが、塩味が少し緩和されて缶詰の黄桃や柑橘系の爽やかさが前に出てきました。いい感じです。
因みに、ロックも試したのですが薄くなる度合が低い為やっぱり、しょっぱかったです。スプリングバンク10年は現行ラベルの評価が高いのでどこかで試飲かサンプルを試してみたいですね。
スプリングバンクは年数でブレンド構成が全く違うので色々試したいですね
※レーディングを追記している為、冒頭部分の時系列は当時のままです。
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